害虫駆除 用品 業務用 殺虫剤 虫よけ のイーライフオンラインストア

　カメムシは洗濯物や布団にくっついて室内に入りこみ、触れたりして刺激を与えると嫌な臭いを放つ事から不快害虫として人に嫌われている害虫です。また、農業分野でも果物や野菜、園芸植物に甚大な被害を与えます。吸汁管と呼ばれる針状の口を野菜の葉や茎、果実に挿入し養分や果汁を吸引します。吸引する際に農作物が傷つけられると商品価値を損なうことで多大な損失が生じます。また、カメムシの吸汁管を介して植物に微生物や菌類が媒介されて野菜や果実を腐らせます。農家の方が折角育てた農作物を食い荒らす害虫なのです。

　日本にいるカメムシは約1300種類が生息していると言われており、別名「へコキムシ」、「ヘッピリムシ」と呼ばれ、日本でよく見かけるのは、体長約5mmの「マルカメムシ」、体長約16ｍｍの「クサギカメムシ」、体長約15mmの「ツヤアオカメムシ」が代表的です。
　カメムシは成虫のまま冬を越して、暖かくなる春に活動を再開します。4月〜5月にかけて繁殖期で5月下旬〜8月にかけて産卵時期と言われており、7月〜9月にかけて産まれます。 　気温が下がり始める10月中旬から11月にかけて越冬する場所を求めて、集団で飛来し、多くのカメムシは木の皮の割れ目や隙間、石や落ち葉の下などで冬を越します。しかし、最近は山間部よりも都市部で見かける事が増えており、快適な環境を求めて住宅地まで集団飛来して、家のベランダや屋根裏、戸袋などで越冬し、まれに隙間から家屋に侵入して室内でも見つかる事があります。カメムシは暖かい場所を好む習性があるので、日当たりの良い外壁や網戸に集団で見かけることがあります。

　カメムシが室内に侵入させないように家の隙間を塞ぎ、窓のサッシに粘着シートを設置するか、ピレスロイド系の殺虫スプレーをかけて忌避・駆除することで対策が出来るでしょう。
　洗濯物やお布団についてしまったカメムシは刺激を与えると嫌な臭いが付いてしまうので、強力なガムテープで捕獲する方法があります。失敗すると臭いを放たれますのでご注意を。殺虫成分の含まれていない冷却スプレーなどで動きを止める方法があります。 農作物や園芸植物は、カメムシ類に適用のある農薬を使用して駆除します。